「ベテランフリーランスが教える|税金支払いスケジュールの賢い管理法」
はじめに
フリーランスで働く皆さん、6月になると毎年「あの通知書」が届きますよね。そう、国民健康保険の算定通知書や住民税の決定通知書です。
2月、3月の確定申告が終わると「やれやれ、これで一安心」と思いがちですが、実はそこからが本番なんです。私もフリーランスになりたての頃は、支払い通知書を見て「えっ、こんなに高いの?」と驚いたものです。
でも大丈夫。一年間の税金スケジュールをしっかり把握しておけば、そんな「サプライズ」に慌てることもありません。今回は、フリーランスの税金年間スケジュールを分かりやすく整理して、お金の管理が楽になるコツをお伝えします。
一年間で支払う税金・保険料の全体像
まず、フリーランスが支払う主な税金・保険料を整理してみましょう:
税金関係
- 所得税(確定申告で納付)
- 住民税(市区町村に納付)
- 個人事業税(所得290万円超で発生)
- 消費税(課税売上1,000万円超で発生)
社会保険料
- 国民健康保険料
- 国民年金保険料
- 介護保険料(40歳以上)
月別スケジュール詳細
2月〜3月:確定申告シーズン
この時期は皆さんご存知の通り、前年分の所得税を計算して納付する時期です。
6月:「通知書ラッシュ」の月
6月上旬:住民税決定通知書が到着 前年の所得に基づいて住民税額が決定されます。ここで年税額と4回の分割払いスケジュールが分かります。
6月中旬:国民健康保険料決定通知 多くの自治体で、この時期に国保料の決定通知が届きます。前年所得をもとに算定された保険料をチェックしましょう。
年間を通した支払いスケジュール
住民税
- 6月、8月、10月、翌年1月の年4回分割払い
個人事業税
- 8月、11月の年2回分割払い(前年所得290万円超の場合)
国民健康保険料
- 毎月または年8〜10回分割(自治体によって異なります)
国民年金保険料
- 毎月末日が納付期限(令和5年度は月額16,520円)
消費税
- 3月31日:確定申告・納付期限(課税売上1,000万円超の場合)
一番大切なのは「キャッシュフロー計画」
ここが会社員時代との一番の違いです。給与所得者は税金が自動的に天引きされますが、フリーランスは自分で管理する必要があります。
収入があった時に「やったー!」と全部使ってしまうと、税金の支払い時期に「お金がない…」という事態になりかねません。私も若い頃、この失敗を何度もやらかしました。
失敗しないための実践的なコツ
1. 税金積立の習慣をつける
収入の20〜30%程度を税金用として別口座に積み立てておきましょう。「稼いだお金の3割は最初から無いもの」と考えるくらいがちょうどいいです。
2. 住民税の「時差攻撃」に要注意
住民税は前年所得に基づくため、今年収入が減っても前年並みの税額を支払う必要があります。特に独立1年目の翌年は要注意です。
3. 6月は「支払いピーク」と心得る
住民税と国保料の通知が同時期に来るため、この時期はまとまった出費を覚悟しておきましょう。
まとめ:計画的な資金管理で安心フリーランス生活
税金のスケジュールを年間通して把握し、定期的な積み立てを続けることが、安定したフリーランス活動の基盤となります。
最初は面倒に感じるかもしれませんが、慣れてしまえば「今月はこれくらい積み立てておけばOK」という感覚が身につきます。そうなると、お金の心配をせずに本業に集中できるようになりますよ。
税金の支払い計画がうまくいくと、キャッシュフローが安定して心にも余裕が生まれます。ぜひ今日から、収入の一部を税金用口座に移す習慣を始めてみてください。
最後に一言 フリーランスの税金管理は「慣れ」です。最初は大変でも、続けていれば必ずコツが掴めます。一緒に頑張りましょう!





