ムーティとパーフェクトデイズ
年明けはムーティーのニューイヤー・コンサートから始まった。
素晴らしいの一言です。
伝統や歴史の素晴らしさを改めて考えさせる瞬間を見た気がします。
ラデッキー行進曲がこんなにも心踊る曲とは今まであまり感じたことが
なかった。年をとったのだろうか。
そして心待ちにしていたパーフェクトデイズを見ることにした、主人公平山さん
の日常を描いただけのストーリーにしては、なにか心の中のもやもやしてた
ものをすっきりと整えてくれたような晴々した気持ちになった映画だった。
最近のヴェンダースにはないあの昔のヴェンダースが戻ってきたような
感じがした。
ヴェンダースの映画と音楽にはいつも魅入ってしまいますが、今回の音楽も
これでもかというくらいのタイミングで出てくるところはさすがヴェンダース
といったところです。
ヴェンダースらしい映画を思わせるシーンが途中で何度も登場してくるところは
なにか以前の見た映画を思わせます。最初から最後まであっという間でありました。
ヴェンダースの何が好きかというと、よく主人公が車に乗ってるシーンである。
パーフェクトデイズでも、早朝車に乗って仕事先の渋谷の公衆トイレへ向かうシーン
が幾度となく出てくるのだが、この車に乗ってるシーンを横から撮ってるところや
車が首都高走ってるのを遠目から映してるシーンが本当に好きだ。
パリ・テキサスという映画でも出てくるが本当に乗り物に乗ってるシーンが格好いい。
パーフェクトデイズのラストも車に乗ってるシーンを正面から映して平山さんの目に
涙が浮かんだり色んな表情を見せるのだがここが何とも言えない。
ラストのFeeling Goodもちろん感動したが、途中で流れてきた金延幸子の青い魚と
古本屋で買ってた幸田文が気になってしょうがない。
映画の解釈は人それぞれだが、また気になるものを発見してしまった。
いい映画だった。





